「お助け便」の宮原です。
だいぶ寒くなってきました。
夏はもっぱらTシャツ短パンで過ごす私ですが、そろそろ暖かい服が欲しくなります。
この仕事を初めて10年以上経ちますが、商売柄というのか服を見に行くと必ず確認してしまうことがあります。
これはアパレル製品を輸入される方にも確認してほしい点ですのでご一読ください。
その1.材質
「洗濯タグ」を見れば材質が記載されています。材質は税番を選択する上で必要です。一人で服を見に行くことが多い私ですがよく「材質当てクイズ」を心の中で開催しています。この服は「レーヨン」と「ウール」使ってるな、「綿」使ってるけどなんか塗布してるな、、とか考えながら「洗濯タグ」を確認します。
当たってたらニヤっとしたりするので恐らく気持ち悪い客だと思われていることでしょう。
その2.編み物か織物か
衣類の税番はまず「編物(Knit)」「織物(Woven)」で分かれます。
関税率表でいうと編物製品が61類、織物製品が62類にあたります(税関の関税率表にリンクしています)
これを見てもなかなか分かりづらいと思います。私も初めて見たとき「ウインドチーターってなんやねん」と思いました。
関税の役割は税収よりも自国産業の保護がおおきな目的です、かつて日本は繊維産業がさかんな国でしたので、このように高く細かく設定されているのかもしれません。
編物か織物どっちか分からないときは軽く引っ張ったりして編目を確認します。最近は色んな繊維が開発され微妙なものも多いので日々勉強が必要です。
だからといってやみくもに商品を引っ張ってたら欲しくない服でも買わないといけなくなるので、まずは家にある服で確認する練習をしてください。
その3.原産国
これも「洗濯タグ」に記載されています。14年のデータですが、日本に流通している衣類の97%は外国製品でその内の75%は中国製です。
最近では中国以外の国からの輸入品を見かけるようになりました。特に東南アジア地域からの製品が増えているようです。
中国の人件費の高騰やFTA(自由貿易協定)、LDC(後発開発途上国)特恵などが影響しているようです。
特恵を使うには色々と条件があります。その一つに「原料の産地が自国でないと適用されない」ということもあって、プラントが必要な化繊製品より綿や麻などの天然繊維製のものから生産されています。
「中国輸入お助け便」を運営してる株式会社ミラマートレーディングはアジア各国に代理店があります。
繊維製品の生産が増えているベトナムやインドネシアからの輸入も問題ありませんのでご相談ください。
関税率のお問い合わせ時に教えてほしい3点
と、いろいろ書きましたが衣類を輸入しようとしても自分で税率を調べるのは難しいと思います。
そんな時は気軽に「お助け便」へお問い合わせください。
その際教えて欲しい事が3つあります。上記とかぶりますが、、、
1.材質
混在のものでも「何」が「何%」使われているかお伝えください。
2.織物か編物か
上記にもありますが、税番を決める上で重要です。
3.写真か絵型
1.2が分かっても「どんな服」か分かりません、関税率表を見てもらえれば分かりますが非常に細かく分類されているので商品写真か絵型は絶対に必要です。
この3点が分かれば税番、関税率が判明します。
輸入全般にかかるコストが1度に分かります
輸送費も然り関税率は販売価格を決める上で重要になります。
「中国輸入お助け便」では輸送費のお見積りから輸入する商品の関税率まで、輸入にかかるコストを1度に算出することが可能です。
アパレル製品の輸入もぜひ「中国輸入お助け便」へご依頼ください。
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