中国から革靴の輸入をご検討中の方へ|関税割当制度を詳しく解説

この記事は革靴・皮革製品の輸入に際して適用される関税割当(かんぜいわりあて)制度について詳しく解説します。

「安い革靴を見つけたら輸入したい。でも関税高いからどうしよう」

ここではお客様のそんなお悩みにお答えしたいと思います。

目次

・関税割当制度とは
・革靴の申請先と要件
・手続きの流れ
・事前にご相談ください
・お見積りのワンポイント

関税割当制度とは

関税割当制度(関割/カンワリ)は関税定率法で定められているもので、貨物についての割当てを受けた輸入者に対して低い税率が適用される制度です。

この制度は、つまり二重税率と言えるもので、一定量の貨物に対して「消費者保護」の観点から低い税率を適用し、その他については「国内産業保護」の観点から高い税率を適用します。

この制度を知らずに割当てを受けないで輸入すると、自動的に高い税率が適用されることになりますので注意が必要です。

革靴の申請先と要件

●申請先
革靴・皮革製品の場合は、経済産業大臣にたいして「関税割当申請書」を提出します。

●要件
要件について、ここではざっくりとした説明になりますが、新規で割当を受けようとする場合は、申請日前1年間に一定の輸入実績(革靴・皮革に限らない)が必要となります。

具体的には、2件以上の通関実績があり、その合計金額が50万円以上または1件の通関が100万円以上となる実績を有することが求められます。

※詳しくは経済産業省等のWEBサイトで公開されています

手続きの流れ

革靴・皮革製品の関税割当を受けるための手続きの流れは下記のようになります。

1)経済産業大臣に「関税割当申請書」を提出する。

2)同大臣より「関税割当証明書」の発給を受ける。

3)輸入申告の際に上記の証明書を提出する。

注意:証明書の発給を受けた者が輸入申告者となる必要があります

事前にご相談ください

関税割当制度や一連の流れは大まかにイメージしていただけましたでしょうか?

いろいろと説明しましたが、つまりは革靴・皮革製品をお得に輸入できる制度と言えるでしょう。

初めての手続きにご不安やご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください!

尚、革靴・皮革製品の関税割当を受けて輸入したいとお考えで、すでに割当を受けている場合はあらかじめその旨をお知らせください。

お見積りのワンポイント

国際輸送のリードタイムは、物量や出荷時期等によって変動しますので、おおまかな予定が判明した時点でご相談いただきますと、状況に沿った輸送スケジュールのご案内が可能です。

株式会社ミラマートレーディングの「中国輸入お助け便」は大阪を拠点に、日本全国の主要港において迅速かつ丁寧なサービスを提供しています。

経験豊富なスタッフが対応しますので、中国輸入についてお困りのことやご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

革靴・皮革製品の輸入についてのお問い合わせはこちらよりお願いします。

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