中国からの輸入の流れ(2)

前回の続きです。

いざ航海へ

中国側での手続きが完了しましたら、予約していた

本船へ商品が積み込まれます。

通常の貨物であればコンテナ積みされます。

さて、このコンテナですが20世紀最大の発明の一つ

と言われるくらい便利な箱です。

アメリカの運送会社のマルコム・マクリーンって人が

発明したらしいのですが、、、

コンテナネタで終わってしまいそうなので別の投稿

にとっときます。

船に積まれると後は日本の港に来るのを待つのみです。

ただ、スケジュール通りにいかないこともあります。

一番多い遅延の原因は天候不良です。

これは仕方ないです。上海港は霧が原因で

港がクローズすることがあります。

3~4月が多いようです。

他に港湾スト、コンテナ船自体のトラブル等があります。

ここだけの話ですがキャリア(船会社)によって

遅延の多い少ないがあります。

それは運賃にも反映されています。

「安かろう悪かろう」が実際にあります。

弊社では通常、一番遅延の少ない船会社で手配を

しておりますのでご安心ください。

コンテナ

船が入港したら

通常FCL貨物は入港日翌日、

LCL貨物は入港日翌々日に各保管場所へ

搬入されます。

申告書類は重要です

搬入後、税関へ輸入申告をします。

その際に必要な書類が以下の4点です。

インボイスパッキングリストB/Lアライバルノーティス

各説明はリンク先をご参照ください。

この4点とは別で絵型(写真)があると審査がスムーズにいきます。

私自身、輸出入通関に10年程携わっていました。

税関の担当者は書類の内容でしか内容を判断できません。

例えば椅子の輸入申告をする際

インボイスに「chair」と記載されていたとします。

税関は通関業者が申告した税番と、この「chair」という

単語だけで審査することになるので、「どんな椅子やねん?」

となる訳です。

そうなると、税関担当者が通関業者に「写真ありますか?」

となります。

それだけなら直ぐに済みそうな話ですが、税関も膨大な

申告を処理してます。

このやり取りだけで半日〜一日潰れたあげく「検査します」と

なったりすればどんどん納期がズレます。

ですので、(税関さまの肩を持つ訳ではありませんが)

書類は出来るだけ分かりやすくミスタイプのないもので

正しい申告をするのが結果的に一番スムーズに

貨物を引き取る秘訣になります。

大阪税関

輸入許可後は

いつでも貨物を引き取れます。

弊社では10トン・4トン・2トン・混載

の各トラックを手配しておりますので

お客様の納期やご予算に最適な方法で輸送いたします。

納期が決まらず保管場所に置いたままにしておくと

保管料が発生しますのでお気をつけください。

保管場所によって料金や保管料発生時期は異なりますので

その場合はお問い合わせください。

また弊社取扱の貨物であれば事前に無料保管期間を

お伝えしますのでご安心ください。

中国・アジアのフォワーダー ミラマートレーディング

ざっとこのような流れで中国からの貨物は輸入されます。

あくまで一般的な貨物のお話ですので、他法令の

クリアが必要である場合などはまた違った流れに

なります。

お問い合わせ頂きましたらご説明いたしますので

ご安心を。

中国各地からの輸入のことなら中国輸入おたすけ便へ

お問い合わせください。

 

 

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