昨今は「お家時間」の過ごし方に関連する情報に触れる機会が増えました。
自宅をより快適な空間にするために模様替えをして、家具やインテリア用品を買い替える方が多くなり、コロナ禍においても家具・インテリア市場は盛況と言われています。
今回ご紹介する輸入事例は、今も注目度の高い「木製家具」のお取り扱いです。
本記事は、輸入事例のほか、木製家具の取り扱いに関する参考情報も載せていますので、輸入のご検討に際してお役に立てましたら幸いです。
目次
・事例を詳しく紹介
・輸入のポイント解説
・木製家具の参考情報
・お見積りのポイント
事例を詳しく紹介
それでは今回の事例を詳しく見ていきましょう。
積み地:上海港
揚げ地:東京港
輸送形態:混載(LCL)
輸入品:木製家具
梱包形態:カートン
物量:12カートン
貿易条件:FOB
税番の分類:94.03
→ 「その他の家具及びその部分品」に該当
税番:9403.60-190
→ 「その他の木製家具」の中でも「その他のもの」に該当
関税率:Free (無税)
税関検査:X線検査の指示あり
輸入のポイント解説
1)輸送形態
貨物は上海近郊の工場から出荷され、トラックで上海港に搬入されました。
本件は12カートンと物量が多くないため、混載便(LCL)の利用が適しています。
2)税番の分類について
家具類は、種類や材質、用途等により税番の区分が細分化されており、指定の区分に該当しないことを確認した上で「その他のもの」と括られています。
3)貨物の税関検査について
輸入通関におけるX線検査は、貨物の内容が輸入申告と一致しているかどうかという観点から行われるもので、輸入禁止品がないか等の確認が行われます。
税関検査が入りますと、通常より通関に時間を要することがあり、できる限り迅速に配送するためには輸入許可後の段取りが重要です。
「中国輸入お助け便」はこの点もしっかりとフォローアップして参りますのでご安心ください。
木製家具に関する参考情報
有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律では指定含有物質やその含有率が規制されています。木製家具においては、少ならからずホルムアルデヒドと言われる化学物質が含まれており、室内の空気中で放散されることがわかっています。(※)
お取り扱い製品が基準を超えないか等の国内法令を確認しておかれると良いでしょう。(※)
また、対策として、ホルムアルデヒドの吸着剤を同梱して輸送することなどをご検討される場合は、輸入元のお取引先様に確認されてみると良いでしょう。
※参考情報:詳しくは福祉保健局等のWEBサイト上に公開されています。
お見積りのワンポイント
国際輸送のリードタイムは、物量や出荷時期等によって変動しますので、おおまかな予定が判明した時点でご相談いただけますとより適切な輸送スケジュールのご案内が可能です。
家具類の税番は、家具の種類や材質、用途によって非常に細分化されています。お問い合わせいただく際は、詳しい情報をご教示いただけますとより適切なコストの算出やアドバイスをご提供できるかと思います。
株式会社ミラマートレーディングが提供する「中国輸入お助け便」は日本各地の主要港におきまして、迅速かつ丁寧なサービスを提供しております。
お困りのことやご不明な点がありましたら、中国輸入のプロが対応いたしますのでお気軽にお問い合わせください。
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