上海(中国)からの輸入事例を紹介-乳児用の衣類【タイツ】

今回はご紹介するのは乳児用の衣料品のなかでも特にセンシティブな肌に直接触れる「タイツ」の輸入案件です。

本記事では事例と併せて、乳児用衣類の取り扱いに関する留意点もご参考情報として紹介いたします。

目次

・事例を詳しく紹介

・ポイント解説

・乳児用衣類に関する参考情報

・お見積りのワンポイント

・お問い合わせ

事例を詳しく紹介

ご依頼の貨物は上海港を出発し、東京港に到着いたしました。

早速、詳しい事例を見ていきましょう。

積み地:上海港

揚げ地:東京港

輸送形態:混載(LCL)

輸入品:乳児用のタイツ

梱包形態:カートン

物量:23カートン

貿易条件:FOB

税番の分類:61.11

→ 乳児用の衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る。)に該当

税番:6111.20-210

→ 「綿製のもの」で「(1)パンティストッキング及びタイツ」に該当

関税率:11.2%(基本税率)

税関検査:X線検査の指示あり

ポイント解説

今回の輸入事例について、ポイントを解説いたします。

1)輸送形態

貨物は上海近郊の工場から出荷され、トラックで上海港に搬入されました。

本件のように比較的物量の多くないケースでは混載便(LCL)の利用が適しています。

2)貨物の税関検査について

輸入通関では、税関より貨物のX線検査を指示されることがあります。

貨物の内容が輸入申告と一致しているかどうかという観点から行われるもので、輸入禁止品がないか等の確認が行われます。

ご依頼の貨物はX線検査を受けた後、輸入許可となりました。

税関の指示ですから致し方ないとはいえ、通常より通関に時間を要することが起こり得るため、輸入許可後の段取りが重要となります。

「中国輸入お助け便」をご利用いただいた本貨物は、輸入許可の翌日には東京都内のご指定納品場所にお届けすることができました。

乳児用衣類に関する参考情報

乳児用(生後24ヶ月以内)の衣類のなかでも肌に直接触れるような繊維品においては、ホルムアルデヒドの含有率の規制が大人用の製品よりも厳しくなっています。(※)

お取り扱い予定の製品がこれに該当するか、もし該当する場合は含有率が基準を超えないか等の国内法令を確認しておかれると良いでしょう。

※参考情報:「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」により、指定含有物質やその含有率の規制があります。詳しくは福祉保健局等のWEBサイト上に公開されています。

お見積りのワンポイント

国際輸送の納期は、物量や出荷時期等によって左右されますので、それらの目途が立った段階でご相談いただけますと輸送スケジュールが立てやすくなります。

アパレル商品の税番は、商品の種類・形状だけでなく、縫製や素材によって非常に細分化されています。お問い合わせいただく際は、詳しい情報をご教示いただけますとより適切なコストの算出やアドバイスをご提供できるかと思います。

お問い合わせ

「中国輸入お助け便」は日本各地の主要港におきまして、迅速かつ丁寧なサービスを提供しております。

お困りのことやご不明な点がありましたら、中国輸入のプロが対応いたしますのでお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせは こちら よりお願いいたします。

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