混載便による仏具の輸入事例|実施された税関検査についても解説

今回は仏具を輸入した事例を紹介したいと思います

御社はいろいろな物品を扱っていますね!

おかげさまで、多種多様なご用命をいただいております!

タイトルにありますように「コンテナ混載便」を活用することで、まとまった物量の貨物を低コストで輸送することが可能となります。

実際の事例を紹介するとともにポイントを抑えて解説しますので、ご参考になればと思います。

目次

・事例を詳しく紹介
・輸入のポイント解説
・お見積りのワンポイント

事例を詳しく紹介

それでは、輸入の内容を詳しく見ていきましょう!

広州郊外の工場よりトラックにて深圳港に搬入し、輸出通関の後に混載貨物としてコンテナ船に搭載されました。

以下は輸入の概要です。

積み地:深圳港
揚げ地:大阪港
輸送形態:海上輸送(LCL)
輸入品:金属製仏具
梱包形態:カートン(段ボールのこと)
物量:6カートン(段ボールで6箱です)
貿易条件:FOB
税番:8306.10.000
関税率:Free

輸入のポイント解説

1) 輸送について

金属製の仏具ということでサイズと重量を考慮して船便になりました

混載便ということでしたね

はい。コンテナ混載便のことを貿易用語で「LCL(エル・シー・エル)」と呼んでいますよ

そうなんですね。依頼するときは「LCLでお願いします」とお伝えすれば良いでしょうか?

特に決まりはありませんので、LCLか混載便とご指定いただければと思います。
少量の貨物でしたら、国際宅配便のお安くなる場合がありますので別途ご相談くださいね。
私ども「中国輸入お助け便」ではLCLのみでなく、格安の国際宅配便サービスもご提供しておりますので、お役に立てることがあるかもしれません

詳しくは「ソックスの輸入実績を紹介|格安な国際宅配便を提供しています!」の記事もご参考になさってください。

2)税関検査について

今回の貨物は税関検査を2つ受けることになりました

え?!検査ですか?それも2つも?

そうなんです。輸入通関においては、税関の判断によってX線検査や改品検査が行われることがあるのです。
今回はそのいずれも実施されたわけです

まず最初にX線検査が行われ、その後に改品検査が行われました。

X線検査では、申告外のものやおかしな影がないか確認され、問題なければ終了いたします。

さらに念のために検査する場合は、改品検査といってカートンを開けて実際の貨物の中身の確認を受けます。

改品検査では申告した税番と貨物が一致しているかどうかも確認されますので、正確な税番で申告することが肝要です。

そのためには、商品の詳しい情報をご提供いただくなどお客様にもご協力いただくことがありますので、何卒ご理解のほどお願いいたします。

お見積りのワンポイント

早速ですが、LCL(エル・シー・エル)のお見積りをお願いできますか?

承知いたしました!貨物のサイズや重量等をお教えください。
お見積りの際のポイントをいくつかお伝えさせていただきますね

国際輸送は出荷時期や天候等によって納期に影響が出ることがありますので、出荷の目途が立った段階でご相談いただくと大まかな納期をお伝えすることが可能です。

お見積りをお出しするために、サイズや重量、カートン数等をお知らせいただけますようお願いいたします。

また、商品に関する詳しい情報をご教示いただけますと、より具体的なお見積りやアドバイスをご提供できるかと思います。

経験豊富なスタッフがお話しをお伺いしますので、中国からの輸入に関するお困りごとやご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください!

株式会社ミラマートレーディングの「中国輸入お助け便」は大阪を拠点に、日本全国の主要港において迅速かつ丁寧なサービスを提供しています。

中国からの輸入に関するお問い合わせはこちらよりお願いします。

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